2022年7月
コンクリートポンプ車を利用して、打設現場に生コンクリートを圧送する作業をしています。コンクリート打設後、アスファルト舗装を行うことで皆様の知る道路が出来上がります。
地盤改良工事
三郷流山橋が架かる江戸川橋堤防付近は沖積層からなる軟弱地盤が堆積し、橋梁施工や盛土による圧密沈下が予想されました。
軟弱地盤対策として、地盤の排水や圧密による盛土の締め固めを行い、基礎地盤の支持力を増加させました。
盛土締固め作業(地盤強化)
橋台・橋脚工事
三郷流山橋では、橋台については逆T式橋台、橋脚は張り出し式橋脚を採用しています。
橋台や橋脚は上部構造を支える・車両等の荷重を受けるだけでなく、上部構造に受ける風や地震などの外力をスムーズに地盤に逃がす役割を担っています。
フーチング配筋確認
本橋部橋脚の施工
上部工事
三郷流山橋は江戸川を渡るため、クレーンで架設できない箇所が一部あります。
本事業では河川上の架設は「橋桁を複数の油圧式ジャッキで水平に移動させていく」送り出し工法といった施工方法を採用しています。
油圧式ジャッキによる橋桁持ち上げ
手延べ機による送り出し
事業当初の写真との比較
三郷流山橋有料道路工事は、関係地権者様のご協力・施工業者様の尽力もあり、完成までいよいよ大詰め段階となりました。
写真は2018年10月頃のものと2022年5月頃のものになります。
2018年
2022年
函渠工
堤防天端にある河川管理用道路・自転車道を有料道路下に迂回させるために函渠(カルバート)をクレーンで設置しています。
三郷市(埼玉県)と流山市(千葉県)は、都市化による人口増加や大型商業施設や物流・産業施設の進出により交通需要が急速に高まっています。
しかし、三郷市と流山市を往来できる橋は流山橋しかなく、朝晩・平日休日問わず発生する渋滞が大きな課題でした。
有料道路事業を採用することにより工事着工から約5年という短期間で橋を完成させ、早期に交通課題を解決すべく道路整備を進めています。
三郷流山橋有料道路は、本橋部約450メートル、埼玉県側は680メートル、千葉県側が830メートルで、全長約2キロメートルの道路です。
埼玉県側は事前に工場で製作した部材を現場で組み合わせて橋を作る工法により、品質の向上と施工期間の短縮を実現しました。
江戸川の真上となる本橋部分は箱断面の細幅化により橋桁構造を合理化し、工事費の低減と工期の短縮を実現しました。この工法により将来的な維持管理費用も少なくできます。
![]() 普通車 |
150円 | |
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![]() 中型車 |
![]() 中型車 |
200円 |
![]() 大型車 |
260円 | |
![]() 特大車 |
410円 | |
![]() 軽自動車 |
![]() 二輪自動車 |
100円 |
![]() 軽車両等 |
20円 |
自転車等の軽車両の通行は可能です。通行料金は20円です。
また歩道もありますので、徒歩での通行が可能です。通行料金は無料です。
工事現場は広いですが、数年単位の工事のため地域の皆さまのご負担が少しでも減らせるよう、立ち入り制限区域を最小限に設定しています。そのため、意外と近くまで行けます。
※工事車両の出入りがございますので、ご注意ください